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地震保険とはどんなもの? その概要をご紹介!

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2017年10月30日

地震保険とはどんなもの? その概要をご紹介!

日本は頻繁に地震が起こる、地震大国。いつ大地震が発生してもおかしくありません。日本で生活を送るのであれば、地震保険は入っておいたほうがいいでしょう。
しかし地震保険がどのような保険で、どのような補償内容を持っているのか、よく知らないという人もいると思います。そこで今回は地震保険とはどのようなものか、その概要をご紹介します。

地震保険とは

地震保険は、地震被害による損失を補償するための保険です。損害保険の一種で、基本的に地震保険単体でではなく「火災保険とセット」で加入することになります。
財務省は地震保険の補償概要や火災保険との関係を以下のように規定しています。

・地震、噴火による津波を原因とする火災、損壊、埋没または流失による損害
・住宅と家財
・火災保険では地震を原因とする損害は補償範囲外
・地震保険は火災保険に付帯する形での契約とする
・火災保険を契約している人は途中からでも加入できる

また地震保険は政府が補償内容や保険料に関与し、一定の制約を設けているので、保険料はどの保険会社であっても一律です。

どのくらい保険金をもらえる?

地震保険の保険金の上限は火災保険の50%(かつ建物は5000万円、家財は1000万円)までです。例えば火災保険の契約が3000万円であれば、建物に対する地震保険の最高金額は1500万円、そしてその1500万円の中から何%支払ってもらえるかは、損害度によって異なります。損害度は「全損」「半損」「一部損」の3つの区分になっています。

【全損】
100%支払ってもらえます(火災保険が3000万円の契約であれば、1500万円の支払いを受けられます)。
全損とは建物が時価の50%以上の損害、建物の延べ床面積の70%以上が損害、また、家財が時価の80%以上の損害を受けた場合のことを言います。

【半損】
50%を支払ってもらえます(上記の例であれば、1500万円の50%)。
半損とは建物が時価の20%以上50%未満の損害、延べ床面積の20%以上70%未満の損害、また、家財が時価の30%以上80%未満の損害を受けた場合のことを言います。

【一部損】
5%支払ってもらえます(上記の例であれば1500万円の5%)。
一部損とは、建物が時価の3%以上20%未満の損害、床上浸水または地盤面から45㎝を超えて浸水した、また、家財が時価の10%以上30%未満の損害を受けた場合のことを言います。

どんな人が加入すべき?

地震が多く発生する日本ですから、すべての人が加入しておくべきだと言えますが、新築など、ローン返済がまだ何十年も残っている住宅にお住まいの方は特に地震保険への加入が必要であると言えるでしょう。
地震保険に加入していない場合、地震による損害負担はすべて自分で負うことになります。ローンの残高がまだ大量に残っているという人は、新しい住まいの家賃を支払いつつ、ローンの返済をすることになり経済的負担がかなり重くなります。地震保険で全額補償されるわけではないないにせよ、加入しておくことでかなりの助けになることは間違いないでしょう。

地震保険とはどんなもの? その概要をご紹介!

地震保険は以下の場合において保険金が受け取れないので、あわせて覚えておきましょう。

・故意、もしくは重大な過失、また法令違反による損害
・地震発生後10日以上経過したのちに生じた損害
・戦争、内乱などによる損害
・地震の際の紛失や盗難

地震が多く発生する日本ですから、地震保険は転ばぬ先の杖として加入しておくことを強くおすすめします。
地震保険についてもっと詳しく知りたいという方は、専門家に相談するなどしてみましょう。

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