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上皮内新生物はがんとは違うの? 保険の保障はどうなる?

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2018年6月28日

上皮内新生物はがんとは違うの? 保険の保障はどうなる?

がん保険に加入する際に目にすることが多い、「上皮内新生物」。「上皮内新生物って、普通のがんとどう違うの?」と疑問に思っている方も多いと思います。
上皮内新生物もがんの一種ではありますが、いわゆる「がん(悪性新生物)」とは別のもので、がん保険における保障内容も変わってきますので注意が必要です。
ここでは、上皮内新生物と悪性新生物との違いや、がん保険の保障などについてご紹介します。

上皮内新生物と悪性新生物の違いとは

上皮内新生物も悪性新生物も、大きく分類すれば「がん」です。
しかし、冒頭でも触れた通り、両者は別物です。
以下でその違いをご紹介します。

【悪性新生物】
まずは悪性新生物についてご紹介しましょう。
悪性新生物とは、「基底膜を超えて、ほかの組織に浸潤しているがん」のことを指します。
ほかの組織にも浸潤しているため、がん細胞がリンパ液や血液に乗ってほかの臓器へ転移する可能性があるものです。
一般的に「がん」と言われるものは、この悪性新生物であると考えていいでしょう。

【上皮内新生物】
一方で上皮内新生物とは、がんではありますが、「基底膜に達していない、上皮内(粘膜層)に留まっているがん」になります。
がん細胞は上皮内に留まってほかの組織へ浸潤していないことから、ほかの臓器などへの転移が少ないことが特徴です。
上皮内新生物を放置することで悪性新生物になってしまうこともありますが、しっかり治療を行うことで根治することが可能であるケースが多いです。
がん診断などで使われる「ステージ(がんの度合い)」では、「0期」とされており、3年生存率はほぼ100%となります。

上皮内新生物の対象となる病名

上皮内新生物の対象となる病名には、以下のようなものがあります。
・大腸の粘膜内がん
・乳腺の非浸潤性乳管がん
・膀胱や尿管などの乳頭状非浸潤がん
・子宮頸がん等の上皮内がん
など

一方で、悪性新生物は「肝臓がん」「すい臓がん」など、「臓器+がん」という病名で呼ばれるものになります。

上皮内新生物と悪性新生物とでは保険の保障が異なることがある

上皮内新生物と悪性新生物とでは保険の保障が異なることがある

いわゆる「がん」とは違う上皮内新生物ですが、がん保険の対象になっていることがほとんどです。
しかし、保険商品によっては上皮内新生物と悪性新生物とでは、保障内容が異なることがあります。
上皮内新生物は治療によって根治できる可能性が圧倒的に高いからです。
例えば、病院で上皮内新生物であると診断を受けた場合に支給される給付金は、悪性新生物の10~50%ほどになるということがあります。


悪性新生物の診断を受けて治療をした場合
がん診断給付金:100万円
手術給付金:20万円

上皮内新生物の診断を受けて治療をした場合
がん診断給付金;10万円
手術給付金:5万円

上皮内新生物と悪性新生物の違いについてご紹介しました。
保障内容に差が出ることも多いですが、中には上皮内新生物と悪性新生物の保障内容を同じものにしている商品もあります。
がん保険に加入する際は上皮内新生物と悪性新生物における給付金に差があるのかどうかしっかり確認しておくようにしましょう。

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