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逓増定期保険とはどんな保険? 逓増定期保険の目的

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2017年12月14日

契約期間が満了するまでに保険金が増加していく「逓増定期保険(ていぞうていきほけん)」。返戻率や貯蓄性が良く、課税の繰延を行う際に活用できるなどの特徴から、法人での加入が多い定期保険です。
ここでは、法人が加入するケースが多い「逓増定期保険」の目的やメリットについてご紹介します。

逓増定期保険とは

逓増定期保険は、法人契約向けの保険商品として作られた保険です。
社長や会長など、企業における影響力の大きな人にもしものことがあった場合、企業は大きな損失を被る可能性があります。そのような万が一の事態に備え、企業の業績の成長に伴って保険金額が増えていくような仕組みになっている保険が、逓増定期保険です。もともと法人向けに開発された保険ですので、高い保険金額設定で契約することができます。

保険金額は最大で5倍にまで増加します。例えば1億円の保険金で契約を結んだ場合、企業の成長次第では最大5億円まで保険金額を増加させることができるのです。
また、逓増定期保険の特徴として、解約返戻率が良いというのがあり、加入から数年で解約返戻率が100%に達します。ただし、逓増定期保険は定期保険の一種で、加入期間が長ければ長くなるほど解約返戻率が下がっていく仕組みになっていますので注意しましょう。

逓増定期保険に加入するメリット

逓増定期保険に加入するメリット

逓増定期保険に加入することにはいろいろなメリットがあります。

・ 保険料をそのままに保険金額が増加する
前述の通り、逓増定期保険の特徴として、保険金額が増加するというものがあります。
最大で5倍まで増加しますが、その際の保険料は据え置きです。
つまり、保険料1000万円、基本保険金額を1億円として契約した場合、保険金額が5億円まで増加しても保険料の1000万円はそのままになります。

・ 法人税対策になる
逓増定期保険で支払われる保険料の2分の1を損金として算入することができます。
保険料が1000万円であれば、そのうちの半分の500万円が損金になるということです。
法人税の実効税率が35%であると仮定すると、500万円の35%の175万円が法人税から軽減されることになります(これを踏まえると、保険料の実質負担は1000万円から175万円を差し引いた825万円となります)。

また、逓増定期保険の保険金は経営者や役員の死亡退職金などに充てることができるため、相続対策に向けた財源の確保にも活用することが可能です。

・ 資金調達や財源確保の計画が立てやすい
逓増的保険は比較的早い時期に解約返戻金率のピークが来ます。
早ければ5年以内に解約返戻金が最も高くなる時期が来るものもあり、資金調達や財源確保の計画が立てやすいというのもメリットになります。

逓増定期保険について簡単にご紹介しました。
解約返戻率が早い時期にピークを迎えることは大きなメリットですが、そのメリットを活かすためには解約返戻率をしっかりチェックしておく必要があります。
逓増定期保険に興味をお持ちの経営者の方は、専門家に相談するなどして、じっくり検討したうえで商品を選ぶようにしましょう。

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